丸川木材 製材所見学

9月8日、茨城県にある丸川木材様の製材所見学に行ってきました。

はじめに、山林の見学。

一枚目の写真と二枚目の写真、違いがわかりますか?一枚目は手入れをされていない山林、二枚目は手入れされている山林の様子を撮ったものです。手入れされていない山林は倒れた木がそのままになり、地面に近い植物が育たず山肌が見えているのに対し、手入れされている山林は樹の間隔が広く、地面近い植物まで光が当たりよく伸びています。こうして山肌が見えない山林は土砂の流出を抑え、結果的に環境を守ってくれます。見学では管理された山林と野放しの山林の境に立つことができ、その様子が一目でわかります。

その後、木片を鉋で削り箸を作る体験をしました。
鉋を使うのは慣れない作業で難しいのですが、削るたびに広がる樹の香りが素晴らしい!ぜひとも一度は体験してほしいです。

次に製材所の見学をさせていただきました。
先ほど見た山林の木が「木材」になるまでの過程を見せることができました。
丸太を豪快にカット

乾燥は10日かけてじっくり行います。十分水が抜けないと写真奥の木材のように曲がってしまいます。

乾燥が終わるといよいよ検査。JAS規格を満たすために厳しい検査をコンピューターで受けます。

検査を合格した木材にはJASマークとブランド名が刻まれます。


柱一本作るだけでもただ丸太を四角に切るわけではなく、多くの手間がかかっていることを目で見て感じることができる貴重な体験でした。
皆さまも樹に触れる製材所見学、おすすめです。

記: 野口 翔

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