南北をつなぐ光と風の家

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南北をつなぐ光と風の家

住まい手:ご夫婦2人
竣 工:2022年4月
設 計:株式会社 増木工務店
施 工:株式会社 増木工務店

 
 

家づくりのストーリー

ウッドショック、コロナウイルス、インフレ…と世の中が変化しはじめた2021年の春。
増木グループのスタッフが私たちと一緒に住まいづくりをしたいと声をかけてくれたことから住まいづくりがスタートしました。目まぐるしく時代が変化する時だからこそ、次の世代に住み継ぐことができる家にしようと、環境や素材、施工方法を検討しました。
建築プランは何部屋•何畳という選択肢ではなく、敷地形状や周辺環境から住まいのカタチと配置、庭の設えを考えることからスタートします。

 

お陽さまに向かって配置

東西に長い整形地で、閑静な住宅街の中。広い敷地の中に「街に開いた庭」と「穏やかな庭」をつくることから計画しました。
間口4.0間 × 奥行き3.5間・延床面積28坪、2階建て木造ドミノ住宅に、2坪の下屋空間と玄関庇、縁側を付け加えて家の内と外を緩やかに繋ぐ住まいのカタチ。
東南道路の土地。建物は敷地に対して角度を振り、お日様に向かって配置しました。私たちが建築している埼玉南部の地域は南北に風が抜けるため、南と北に大きな窓を設けて気候の良い季節は窓を開けて心地よく過ごせるようにしています。

家と外をつなぐ中間領域

街に開いた南の庭と、北面の穏やかな庭。そして、庭と住まいをつなぐ縁側。家の中だけでなく、内と外をつなぐ中間領域をつくることで空間の広がりを感じたり、お家で過ごす時間がちょっと楽しくなるシカケになります。

南の庭、道路沿いに植えられた植物は、街と家の柔らかな緩衝帯となり、道ゆく人と住まい手を季節の訪れと共に楽しませてくれます。
花が咲いて、葉が落ちて、実る。そんな季節の変化を知らせてくれる実のなる木が植えられ、何気ない日常を楽しませてくれます。

 

建築データ

敷地面積:160.53㎡(48.56坪
建築面積:63.13㎡(19.09坪)/ 延床面積:99.36㎡(30.04坪)
建築場所:埼玉県富士見市
構 造:木造テクノストラクチャー工法
屋根断熱:付加断熱:シュタイコプロテクト60㎜+吹込断熱:セルロースファイバー105㎜
壁断熱:付加断熱:シュタイコプロテクト60㎜+吹込断熱:セルロースファイバー105㎜
基礎断熱:ネオマフォーム35㎜
窓:YKKap APW330
断熱性能:HEAT20 G2グレード(UA値:0.40W/㎡K)
耐震性能:耐震等級3 / 許容応力度計算実施済み

 

写真:Photographer  設楽 政浩
文:増木工務店STAFF•髙木(2022-12-27)

 

 

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