
12/4 袋小路に佇む家•構造見学会(終了)
建物が完成してからでは見えなくなってしまう住まいの構造。
今回は、上棟後1週間が経過した建築現場の見学会です。これまでは、断熱工事が完了した段階で構造見学会を実施しておりましたが、構造の仕組みが隅々まで見える断熱工事前段階で【構造躯体編】の見学会を開催させていただきます。
増木工務店が建築する住まいの構造躯体をご覧になりたい方は、ぜひこの機会にご参加ください。
見学会の日時
■ 地震に強い工法
私たちが建築している住まいは、Panasonicテクノストラクチャー工法を採用し、許容応力度計算による耐震等級3の取得を全棟必須としています。木造住宅の弱点でもある構造の要になる梁には、強度で木材を上回る鉄を挟み込んだテクノビームを採用。横方向の力にも強い高強度を実現しています。
■ 紀州山長の無垢材
上記のテクノストラクチャー工法に加え、もう一つの大切な構造体「柱」には和歌山県の紀州材•山長商店のヒノキ無垢材を使用しています。私たちスタッフも和歌山県まで足を運び、実際に木が伐採、製材される過程を見学してきました。柱1本でも、自分の人生よりも何倍も生きてきた木です。そんな木材が設計図に合わせて加工され、組立てられていく木造住宅は、とても贅沢だなぁと思います。
山長商店の構造材をぜひ、ご覧ください。
■ とにかくシンプルな構造
私たちが建築する住まいは、外周部で耐震性能に必要な構造耐力を取得する構造計算を実施します。とにかくシンプルに構造を組むことで、無駄な耐力壁をなくし、室内は柱が1〜2本のみで成り立つ大空間を実現します。シンプルなのは柱だけではありません。基礎もとにかくシンプルに。
「こんな基礎見たことない」•「シンプルなのは良いけれど耐力は大丈夫?」そんな声をいただきますが、上記に記載した通りきちんと1棟ごとに構造計算を実施しているのでご安心ください。
今回建築している住まいも、4.5間×3.5間の凹凸のないシンプルな四角い箱の家。なぜ、シンプルな四角い箱が良いのか?それは、こちらの記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
■ 袋小路に佇む
構造見学会は「構造躯体編」と「断熱気密編」の2回実施させていただく予定となっております。
■ 建築中現場の様子