コンポストで堆肥づくり

農ある暮らしのすゝめ

実りある暮らしの街。

夏が始まる頃、この街では堆肥づくりが始まりました。春、共用畑で住まい手さん達による野菜づくりが始まりました。できるだけ農薬の使用を抑える野菜づくり。色々と勉強をして行くと、野菜をつくるだけでなく、堆肥をつくる、土つくる、と奥深くなり、できるだけ自分たちでできるものは自分たちの手で作ろうということで、今回は堆肥づくりが行われました。

ホームセンターや種苗店で購入すれば、それでも野菜づくりはできますが、そうではなく野火止台の街で出た落ち葉、野火止の地域で出た落ち葉を使って堆肥にすることで、この街の畑により良い堆肥になるのではという思いがありました。

住まい手さんたちが集い、コンポストの設計図を描くところから始まり、DIYが得意な住まい手さんが設計図を元に材料のカット•コンポストの組み立てを。柿渋の塗装は、子ども達も手伝って。みんなの得意分野が集結すると、あっという間に完成です。

コンポストが完成すると、早速堆肥づくりへ。

今回、野火止台のコンポストは生ゴミを使用せず、地域の落ち葉と米ぬかで堆肥をつくることにしました。落ち葉は、この街の元地主さんで、農業アドバイザーでもある方の雑木林で、トラック3台分の落ち葉を頂いてきました。

コンポストの中に落ち葉と米ぬか、重ねてはみんなで踏み踏み…。その繰り返し。
大人が楽しみながら真剣に作業をしていると、隣りにいる子ども達も自然と一緒に作業を始めてみたり。畑仕事を通してそんな風景が、この街では当たり前のように行われるようになってきました。

「コンポストって発酵すると本当に温かくなるんだ」
「こんなに虫たちが集まってくるんだ」
「少しずつ土になってる!」

その自然のサイクルに、子ども達はもちろん、大人も驚きと学びの時間です。その様子を、ぜひYoutubeでご覧ください。

 

記:2021-07-12

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