
地域のSDGs
2030年までに持続可能でよりよい未来をつくる為、国連で17の目標が決定したSDGs持続可能な開発目標は、すでに国や企業が様々な形で取組み、認知度も高まっております。
具体的にどのような事をしたらよいか。
個人で何ができるか、と考える方も多いと思います。
SDGsは法的な規則や規制はなく、自主的な取組みを促しているため方法は十人十色です。今回は、私たちが暮らす地域に目を向け持続可能な目標により「豊かな地域の未来」という視点でSDGsをご紹介させて頂きます。地域につながりひろがる場
約半年前、清瀬市の志木街道沿いにある果樹園オーナーのセキ園芸様からご要望を伺いました。モノづくりに本気で取組む人々が挑戦でき、発信することで自然と人々が集まり、いつも新しい発見に出会い、街全体の魅力がひろがるような場(シェアキッチン)をつくりたい。
シェアキッチンというあまり聞き馴染みのない店舗形態に少し驚きましたが、この地域に素敵なコミュニティーの場をつくるというお話に私たちも心が躍り模型やスケッチを描き、大きなイチョウの木陰に9坪の小さな小屋をつくる計画がスタートしました。小さな小屋は街に開くように、街道から斜めにアプローチをつくり中と外をつなぐ大きな木窓がこだわりです。ここは、地元農家さんのつくった採れたて野菜を販売したりその野菜を入れたお料理やパンを召し上がってもらったり、オーナーの果樹園でとれた果実やジャムを販売したり、趣味が高じてプロの道を考える方のスタートアップの場となったり、訪れるたびにワクワクがうまれる場。
カウンターのペンダントライトは志木市でオリジナル照明を手仕事しているサンヨウ照明さんに真鍮のペンダントライトを製作いただき、家具や木窓までも大手のメーカーではなく、つながりのある方につくって頂きました。どれも既製品にはない細部のこだわりストーリーがあります。そんな品々が訪れたお客様の話題になり、いずれ人伝に広がっていきます。長年経っても味わい深くあるかわいらしい小屋はいずれこの街の誇りとなります。地域の方々はこのような街の魅力となるお店を大切に、大量生産品ではなく地域の小さなお店で手仕事の品を購入したり、活動する人を応援する意識が地域経済を豊かに未来へとつながるのではないかと思います。
私たちも地域工務店としてこのような想いのある方の希望を叶え、街の人に愛されるような建物を建て、地域の価値となる街づくりこそが未来に誇れる継続しなければならない開発目標です。
店舗情報
サニーサイドラボ sunnyside labo シェアキッチン・シェアスペース2020年11月オープン予定
instagram:@sunnysaide_labo
株式会社サンヨウ
instagram:@sunyow_lightings
記:たかぎ