
裸足で駆けまわる子供達
初夏の緑が美しくなると共に、日に日に気温も上昇して暑くなってきました。
そうなると、自然と人間は木陰を探すものです。
私たちがつくった実りある暮らしの街は、縁道沿いに中高木の木々が植えられており、縁道は心地よい木陰になっています。そんな街に、今日は全国でシェア畑を運営しているアグリメディアさんが取材に足を運んでくださりました。
新型コロナウイルスの影響で、首都圏でも在宅ワークが急激に進み、家で過ごす時間が増えたことで、これまでの自分自身の暮らしを見つめ直す方も増えたのでしょうか、貸し農園への問合せはここ数ヶ月で増加傾向にあるようです。
実りある暮らしの街~新農住コミュニティ野火止台~も、街の中に共用畑や防災広場、果樹園、各戸の敷地内にも小さな畑スペースを設けた、農園付き住宅です。
そこで暮らして1年半。住まい手の方に、この街での暮らしについて取材協力していただきました。外出自粛要請が出ている期間も、公園に行くのではなく、この街中を公園かのように駆け回る子ども達がいました。今日も「裸足になっていい〜?」と言って、サンダルを脱いで裸足で駆け回っています。
アスファルトやコンクリートで埋め尽くされた場所では足の裏が痛くなったり、外の暑い熱を蓄熱してしまい、とても裸足で歩くなんてことはできませんが、野火止台の街は、街のほとんどが土や、植物のグランドカバーになっているので、裸足でも暑くも痛くもなく、「冷たくて気持ちい〜」と喜んでいました。昨年の5月は、グリーンカーテン教室のワークショップを行って、住まい手さんと一緒にグリーンカーテンを作りましたが、今年は、皆さん自主的に大きな窓の前に緑のネットは張り、ゴーヤやキュウリ、朝顔の苗を植えていました。共用畑の野菜も1カ月で大きく成長しています。
まだ緑色のトマトですが、実がなっていることが分かる2歳児は、野菜にお水をあげて、思わず収穫したくなるようです。畑や植物が植えられいる緑の環境は、自然と子どもたちの学びの場になっているように思います。
今日収穫した野菜たち。
「ママ採れたよ〜」と嬉しそうに話す子ども達を見ていると、改めてこの街での暮らしを楽しんで下さっているんだなと思います。
不動産は、駅からの距離や価格で選びがちですが、そうではなく、この街の環境や暮らしに共感して下さった方が集まってきてくれている事が何より嬉しく思います。
10年後、20年後、この街が雑木林になって、新座のシンボルになることを願っています。
記:やまぐち