出会いの話を。

今年の冬は変ですね。
私の地元は雪国ですが、まだ自転車に乗れるそうです。
夏が長くなり、冬が短くなり、私の幼少期には考えられない今の環境に不安さえ感じます。

年始最初のブログは「出会い」のお話を。
1つ目は、増木工業で定期的に開催している「人生フルーツ」の映画上映会の主人公である津端夫妻のことを。

初めて津端夫妻の書籍を手にしたのは2011年。増木工業に入社して2年が経とうとしていた頃でした。津端夫妻のキッチンガーデンの暮らしに憧れ、書籍に綴られている修一さんと英子さんの言葉に励まされ、次々に出版される本を購入しては何度も読んでいました。私は、文字を読み始めるとすぐに眠くなるし、文章を読むのもすごく遅いので、普段文字ばがりの小説本などを買うことはまずないのですが、津端さんの書籍はイラストと写真と文章のバランスが丁度良いので、オススメです。

私の頭の片隅にずっと残っている「どんどん壊すばかりじゃなく、自然と共に生きればいいのにね」という英子さんの言葉。自分の生まれ育った故郷を出て違う土地に住んでいる者として、建築に携わる者として、考えさせられる言葉でした。

修一さんの「こつこつやると時間はかかるけど、目に見えてくるものがあるから人に頼まないで何でも自分で」という言葉は、自分の中でも大切にしたいと思い、手帳に書いた時もありました。この言葉を思い返した時に浮かんでくるのは、祖母の暮らしです。2年程前にブログで紹介した祖母の暮らしは、この言葉から浮かんだ記事です。

書籍を手にとってから数年後に、ポレポレ東中野で「人生フルーツ」という映画の名前で津端夫妻の物語が上映されるのを知った時は、思わず飛び上がりました。すぐに劇場へ足を運び、自分の人生を見つめ直すきっかけににもなった映画だったな、と今でも思います。
この映画がたくさんの方に届いてほしいと思いますし、誰か一人の人の心に響いてほしいと強く願っております。次回、2月24日(月•祝)に増木工業の地元新座市で上映会を開催致します。ぜひ、ご来場ください。

 

もう一つの出会いは、昨年の夏。八ヶ岳まで足を運んで、我が家で愛用している土鍋をつくられた大蝶さんに会いに行きました。自宅兼アトリエのお住まいと緑の環境はとても素敵で、紅茶を淹れていただきゆっくり日が暮れるまでお話させていただきました。
そんな大蝶さんが、今月の&premium no75 の雑誌に掲載されておりました。素敵です。
ぜひ、本屋さんにお立ち寄りの際はご覧ください。

定年後に土鍋づくりを始めて、ご自身の手でキッチンとダイニングを増築し、お話を聞いても驚くことばかりでしたが、とてもかっこよくて、尊敬できる方でした。私もこんな風に歳をとりたいと思う方との初めて出会いです。
今年の夏も大蝶山荘に足を運んで、また一つ土鍋を連れて帰ってきたいと思います。

2020年もたくさん色々な所に足を運んで、たくさんのモノやヒトと出会いたい思います。
よく、定年退職後に旅行に行きたい…とか、子供が大きくなったら…という声を聞きますが、私は少しでも若いうちに色々なモノを見て、少しでも多くインプットして、自分の暮らしや仕事にアウトプットして、これからの人生を見つめ直す1年にしたいと思います。

 

記:やまぐち

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