
現場監督の思い出と今
2019年も残すところあとわずかです。
デパートやラジオから流れてくるクリスマスソングを耳にするクリスマス前の時間が大好きです。私はクリスマスなどのイベント事には疎い人間ですが、今年もクリスマスパーティーのお誘いを頂いたので、楽しみたいと思います。
先日、私が現場監督として最後に担当させていただいたお施主様の住まいに訪問しました。
当時の打合せの思い出話から、3年経った今はどんな暮らしをされているのか、たくさんのお話を聞かせていただきました。当時まだ小さかったお子様はすっかり男の子らしくなり、お引っ越し後に産まれた弟君も元気に走り回っていました。会社の分譲プロジェクトの住宅建築でしたが、建築前にお客様が決まったこともあり木造ドミノ住宅ならではのインフィル工事の打合せをさせていただき、注文住宅のようにお施主様と楽しく家づくりをさせて頂いた思い出があります。
私たちのつくった住宅をご見学された時、家だけでなく、その空間に置いてある家具や照明器具に至るまでご覧いただいており、お打合せをしながら一緒にインテリアや暮らしの話ができたのがとても嬉しく、本当に楽しい家づくりの現場でした。
楽しさの中にも、お施主様のイメージにより近く、お施主様の想像以上の住まいがつくれるだろうかとプレッシャーも感じながら、現場で大工さんと細部までカッコよく、美しい納まりを打合せしていたのを今も覚えています。
奥様と細部の寸法まで打合せを重ねたカップボードは、大工さんの手作りです。完成形をイメージしていたかの様に綺麗に器や籠がならんでおり、その奥様のセンスに驚きます。
家だけでなく、家の中で使う家具、さらには家具の中に収納する小物までこだわりたくなる気持ちに共感し、いつも、ついつい話が盛り上がってしまいます。
M様とは私自身の住まいが近所ということもあり、たまに道でお会いしたり、時には実家から送られている地元食材を互いにお裾分けさせていただいたり、そんなお付き合いをさせていただけるのも嬉しく思います。
そんなM様の暮らしを施工事例として、ホームページに掲載させて頂きました。
こだわった住まいの様子や、暮らしみて感じることをインタビューさせて頂いたcustomer’s voice(お客様の声)も記事にして紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
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これからお子様が大きくなると同時に、この住まいがM様ご家族の手でどんな風に変化していくのか、とても楽しみです。
自分が携わった家で暮らすご家族も、ご家族が暮らす住まいも、見守り続けていく事ができるのは地域工務店の家づくりに携る最大の喜びだな、と改めて感じた一日でした。
記:やまぐち