
インターン生との出会い
鈴虫などの虫の音が心地よく、日差しのやわらかさを感じる季節になりました。
今年の夏は、埼玉大学から3名の学生が、私たちの分譲地「実りあるくらしの街 ~新農住コミュニティ野火止台 ~」に興味を持ち、約2ヶ月間、インターンシップとしてその運営や販売について学び、思い思いの言葉でその集大成を発表してくれました。
この街が完成したのが、昨年の11月3日でしたので、もうすぐ1年が経とうとしております。80種類以上の木々や下草も成長し、緑いっぱいの街になりました。
彼らの発表の中に、日々この街に携わっている私達も心に刺さる言葉がありました。
こちらで少しご紹介させて頂きます。
3名の学生が思う新農住コミュニティ野火止台をイメージする言葉は
「糸」でつながり、育つまち
糸には3つの想いがあります。
1つ目の糸・・・「緑」みんなの畑、果樹園や樹木に触れ、緑豊かなくらし。
2つ目の糸・・・「縁」住まいを塀で仕切ることなく縁の道を通じてそれぞれの家族につながる。
3つ目の糸・・・「絆」緑や縁、この二つの糸を少しずつ育み世代を超えて街の人、地域の人、増木工業の絆となる。
「緑」「縁」「絆」 この言葉は、現代社会が(特に都心に近くなるほど)希薄化し、なじみのない言葉になりつつあるように思いますが、この街では季節ごとに木々が変化し、秋には小さな実がなると思わず誰かに伝えたくなる。
野菜が沢山収穫出来ると、ご近所さんの喜ぶ顔が浮ぶ。
子供が道路で自転車の練習をして、上手にできるようになると沢山の人に見てもらいほめてもらいたくなる。それを見た大人も嬉しくなる。
かかわりあう事は、同時にわずらわしさも伴う事があるかもしれませんが、この街には何気ない日常の小さな変化や喜びが沢山あります。あえて、この三つの言葉を意識しなくても5年後10年後、このような街になっているのではと改めて感じました。
素敵な言葉をありがとうございました。
私たちもインターンシップ生から、新しい発想や真摯に向き合う姿勢など沢山学びました。この出会いも一つの「縁」だと思っています。ふと、この街のことや、増木工業のことを思い出した時はいつでも、訪ねてください。
きっと、皆さんの考えた言葉の通りの街になっていると思いますよ。