春のドキュメンタリー映画

 本日初めてのブログを綴らせていただきます。

 3月11日、少し肌寒さはあるものの、だいぶ春めいてきた感じの土曜日の朝。新座市野火止をタウンサイクルで出発。約1時間で東中野の小さな映画館に到着もすでに5名が並んでいた。
 
 開場の10時10分にはまだ40分もあるのにどんどん列が長くなっていった。
 今日の目的は、ドキュメンタリー映画を鑑賞することであるのだが、こんなに注目されている映画とは知らなかった自分はこのドキュメンタリー映画に期待と共感をいだく人の多さに驚きをかんじました。
 収容人数100名たらずの小劇場は予定時刻を待たずに既に満員となってしまいました。


人生フルーツ 公式サイト

  このドキュメンタリー映画のタイトルは、 人生フルーツ  野村友里さんのエッセイの一部から紹介させていただきます。

 ”風が吹けば、枯れ葉が落ちる
 枯れ葉が落ちれば、土が肥える
 土が肥えれば、果実が実る
 コツコツ、ゆっくり、、、、、、

建築家として生涯を過ごした
津端修一さんと奥様の英子さん
90歳と87歳
庭の木々に土に動物に
別にくらす家族にと
生活をとりまく在るもの全てに
静かに淡々といたわり合いながら
微笑み楽しむ心を忘れずに暮らす。

日々の生活を愛でる。
お金に換え難い足元を大事にする暮らし。

きっとその暮らしが メッセージにある
人生は長く生きるほどより美しくなるのだと
心にすっと響いてくる。
人生一度
次の代もまたその次の代もそんな味わい深い人生の味を
自然に引き継いでいきたくなるのだろう。

人生フルーツ
制作のかたの暖かくも丁寧な視線も感じられる
とても嘘でない映画でした。

 最新刊 奥様 つばた英子様の(ふたりから ひとり)の中に良いことが書かれています。
34ページから


 私の祖先からの教えで、買うものは、次の世代へ伝えられるものを。
安物は買っていけない。それがわたしの頭にあるから器ひとつでも、吟味して選んできたつもり。
そうやって、ひとつ、ひとつ、ときをためながら、買いそろえたもののすべては、娘と孫に分けてしまって。
いま、私たちが使っているものは、”借りている”ということになっているの と綴ってありました。

 これからの価値観を再度見直す良い機会になりました。
帰りももちろん、両親から戴いた丈夫な身体で自転車で帰宅いたしました。

 好評につき開演スケジュールが広まりましたので、予定表を添えさせていただきます。
ポレポレ東中野 上映スケジュール

記:西谷

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