
無垢材の魅力
こんにちは、工事担当のなかむらです。
少し前に静岡県の浜松市に行ってきました。
残念ながら旅行ではありません。
目的は、㈱マルホンさんの本社見学会です。
マルホンさんは無垢の木質建材を扱っている会社で、新宿と静岡にショールームがあります。
今回見学した静岡の本社ショールームは総面積600㎡、国内外から厳選された約80種、350アイテムの木材サンプルが揃っています。
無垢の床を検討する際、メーカーから床材のサンプルを取り寄せると大抵75~150㎜幅の小さなカットピースが送られてくるだけなので、それをもとに実際の面積に張り込んだらどうなるのかとイメージするのはなかなか難しいものです。それに無垢材ってピースによって色が違ったり、節があったり様々です。物が届いてみて「あれ、こんな色だったの?」なんてことも…。
ここでは1種類につき、贅沢にも1畳程のスペースが使われています。これなら実際採用した際のイメージも湧きやすい。
まずは実際に上を歩いて脚触りを確認。
同じ材種でも幅が広いと洋風に見えたり、節がない方が落ち着いて感じられたり、
仕上げもオイルとウレタンでは全然風合いが違ったりなどなど…実際に見て触って、色々と勉強になります。
床材以外にこんなコーナーもあります。
これがなんだかわかりますか?
これはチギリと呼ばれるもので、材木の割れの進行を防止したり、継ぎ合わせたりするためのものです。
このようにして使います。
今まで木で出来た蝶々型の物しか見たことがありませんでしたが、金属のものもあれば、形もこんなに豊富なのですね。
割れは無垢のデメリットであり、チギリはただそれを補うための脇役的存在なので、本来はあまり目立つべきものでは無いように思いますが、こんなにかわいいチギリだったら寧ろ主役級のアクセントになりそうです。
ショールームの他に倉庫も見学させていただきました。こんなに大きな一枚板もありましたよ。
左側にいる部長と比べればその大きさがよくわかります。
無垢材って見た目は良いけどコストやお手入れのことを考えるとどうなのかしらと敬遠されてしまうことも多いと思います。しかしこうして実際に触れてみるとやっぱり無垢の魅力にとりつかれてしまいます。
良いところも悪いところももっと提案できるように勉強しなくては…
お土産にうなぎパイを頂き、車で4時間かけて帰りました。次は本物のうなぎを食べに行きたいものです(笑)